闘病日記

放射線照射33回、終了



11/6から始まった放射線治療は、左頚部に33回照射するというものだった。

33回は長いなと思っていたが、ようやく本日最後の1回が終わった。


事前に作ったマスクをつけて圧迫感はあるものの、一回の照射は10分ほどで終わる。

レントゲンを撮られても何も感じないように、放射線を当てられても基本何も感じない。

時々放射線宿酔といって、気持ち悪くなる人もいるようだが、私は大丈夫だった。


放射線を当て始めて、2週、3週と経ると頚部の皮膚が赤くなってきて、アズノール軟膏が処方されて塗るようになった。

赤みはどんどん増していき、左頚部を中心に下顎から首の後ろくらいまで広がっているし、ヒリヒリと痛い。

比較的軽症な方なのだそうだが、最終日の本日はステロイドの軟膏も処方された。


口内炎も2〜3週あたりから、できては治りを繰り返すようになった。

先週(6週目)くらいから、喉に違和感があり、水などサラサラしたものを飲み込みにくくよくむせるようになってきた。

夜も唾液や痰が絡み、1〜2時間おきに目が覚めるようになった。


今週(7週目、最終週)の月曜日から、今まで大丈夫だった食べ物がしみるようになった。

具体的にはケチャップや甘口のお好み焼きソースで味付けした、コショウなどを入れていないオムライスがものすごくしみた。

見てみると、ケチャップやお好み焼きソースの原材料に香辛料と書いてあるのでそれがダメだったようだ。

さらにはしゃぶしゃぶのゴマだれ、これもしみたので見てみると香辛料が入っていた。


さらに前日まで大丈夫だった歯磨き粉も同じように使うと口中が痛い。

子ども用の歯磨き粉でなんとかという感じ。子ども用もぶどう味で酸味がややしみる気はするが。


せっかく抗がん剤投薬が終わり、食べられるものも増えてきたのに、一気に口が痛くて食べにくくなり、食べられるものも減ってしまった。


放射線の先生に相談したら、漢方薬の半夏瀉心湯を処方してくれた。

痛み止めの処方も聞かれたが、以前に頓服でもらったアセトアミノフェンがまだ家にあるので、それは断った。


放射線障害は、当て終えて2週間後がピークらしく、これからさらに症状は悪化していくようである。


治療としては全部終わって晴々とした気持ちだが、放射線障害にはまだしばらく悩まされそうである。

半夏瀉心湯が効いてくれるといいなあ。


ちなみに上記の障害は放射線の急性期障害で、数ヶ月経ってから現れる晩期障害というのもあり、いつかでる可能性はあるのでそれにも注意は必要である。


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