(旧 たびかけ記事)

(兵庫・神戸|相楽園)神戸の街の閑寂な空間

兵庫県庁の近くにある相楽園(そうらくえん)(http://www.sorakuen.com/index.html)。

正門をくぐると明治の香り漂う静かな空間が広がっている。

 

 

神戸・相楽園のツツジと旧ハッサム住宅 

 

 

・正門

立派な佇まいの正門は総ケヤキづくりである。

また瓦には小寺家の家紋である庵木瓜(いおりもっこう)の紋が入っているそうだ。

庵木瓜の家紋は工藤家の流れのようだ。

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・大樟(大クスノキ)

永禄10年(1567年)に荒木村重が花隈城の鬼門除けに植えたと伝えられる樟(クスノキ)

たしかに大きくて立派である。

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・蘇鉄(ソテツ)

明治40年に鹿児島から移植された蘇鉄。

樹齢はおよそ300年であり、こちらも立派である。

また群生する蘇鉄も見事だ。

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・ツツジ

今回は時期的にツツジが見頃かと相楽園を訪れた。

確かに綺麗に咲いていたが、満開のツツジが見られるのはもう1週間後といったところか。

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・旧小寺家厩舎

明治43年ごろに建築された河合浩蔵設計の厩舎で重要文化財となっている。

二階建ての煉瓦造りで二階は木造である。馬だけでなく一階の北側は馬車を入れる車庫であり、二階は厩務員のための宿舎となっている。

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・旧ハッサム住宅

インド系イギリス人の貿易商であるK. ハッサムが住宅として明治35年頃建てたもの。

設計はイギリス人建築家のAlex. N. ハンセルと推定されており、こちらも重要文化財にしていされている。

もともとは山手の北野町にあり、老朽化のため取り壊されることになっていたところを文化財として保存するため昭和38年にここに移築された。

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今回はちょうど公開中であったため中まで見ることができた。

一階は応接室、居間、食堂などの接客ようの部屋がメインである。

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二階は寝室や浴室など、生活空間が広がっている。

豪華な室内、今でもお洒落なカフェとしてそのまま利用できそうな空間である。

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・池泉回遊式庭園と舟屋形

庭園の水に揺蕩う風景が目を楽しませてくれ、水の音が耳に心地よい庭園である。

飛び石石組みのトンネルなどもあり、遊び心もくすぐられる。

街の真ん中で、こんなにも心静かに和める空間があるのはうれしい限りだ。

 

舟屋形は江戸時代の姫路藩主が遊覧で使っていた川御座船の屋形部分だけが陸上げされたものらしい。

 

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・浣心亭

当時、離れであった浣心亭と茶室の又新亭および本館は戦災で消失したそうで、現在の浣心亭茶室として戦後に離れのあった場所に新築されたものなのだとか。

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・芝生広場

最後は芝生広場ので創作菓子いおりが和菓子販売をしていたので柏餅とお茶をいただいた。

もっちりとした食感の中、ヨモギの風味がしっかりとしていて、やさしい味わいの餡が口の中で広がる。

おいしくて食べるのに夢中で広場の写真はとるのを忘れた。

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時間:9:00-17:00(入園は16:30まで)

入園料:大人300円 小・中学生150円

(旧ハッサム住宅公開期間:平成28年 4/23~5/8)

(創作菓子いおりの和菓子販売期間:平成28年 4/23~5/15)

最寄り駅:神戸市営地下鉄県庁前、高速花隈、JR元町、阪神元町

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