(京都・栂尾|高山寺)境内と日本最古の茶園
前回の記事(鳥獣人物戯画と明恵上人)からの続き。
高山寺(http://kosanji.com/)の国宝である石水院を拝観したあとは高山寺の境内を見てまわった。
高山寺といえば鳥獣戯画(鳥獣人物戯画)と明恵上人が有名というのは前回の記事で書いたが、もう一つ日本で最古の茶園があることでも有名である。
栄西禅師が栄から持ち帰った茶の実を明恵上人に託し、山内で上育てたそうである。
※栄西禅師……栄西は「ようさい」とも「えいさい」とも読む。平安から鎌倉時代の禅僧で臨済宗の開祖、建仁寺開山。また喫茶養生記を著し、お茶を広めた人でもある。
茶園は関係者以外立ち入り禁止なのだが、必死で写真をとったり眺めたりしていたらお寺の方が来て、中へと招いてくれた。
以前は囲いの外にもたくさん茶の木が植わっていたそうだが、鹿などに食べられてしまったのだとか。
今も5月に茶摘みが行われているそうで、時期になるとここで摘まれたお茶を飲むこともできる。
茶園を見せていただいたあとは境内をぐるりと一周した。
重要文化財の開山堂。
明恵上人御廟。明恵上人の墓所である。
仏足石。
そして金堂。本尊は釈迦如来像。
金堂前の階段をおりると続く金堂道。
緑の香りが満ちていて森林浴が心地よかった。
まっすぐ行くと表参道にあたる。
裏参道からはいったので、帰りは表参道からおりた。
最後に思ったが、境内をまわる順序的には逆だったかもしれない。
前の記事はコチラ → 鳥獣人物戯画と明恵上人
参拝時間:8:30~17:00
休日:年中無休
参拝料:石水院 1000 円 ※紅葉時期は入山料500円
最寄り駅:JR京都駅からJRバス高尾行きなど、バスか車でのアクセス