(旧 たびかけ記事)

(大阪|あべのハルカス)美しい線のイラスト、豪華な中村佑介展

あべのハルカスの24階の大阪芸術大学スカイキャンパスで開催中の「中村佑介展 15 THE VERY BEST OF YUSUKE NAKAMURA」に行ってきた。

中村佑介といえば「ASIAN KUNG-FU GENERATION」のCDジャケットや森見登美彦の「夜は短し歩けよ乙女」、「四畳半神話大系」、東川篤哉の「謎解きはディナーの後で」の本のカバーが有名だろうか。

他にもゲントウキやつじあやのさだまさしなどのCDジャケットも手掛けている。

高校生の音楽の教科書のイラストも描いているし、またチョコパイのイラストは記憶に新しいところである。

15周年という節目で、これまでの仕事のほぼすべてが集結している豪華な展覧会である。

しかも、ありがたいことにすべてが写真撮影可なのだ。

また、どういった構想で描いているかというパネルがあったり、なぜ描いている女性に左向きの横顔が多いのかなどなど、ところどころで解説のパネルまである。

イラストや線画の写真はのせていくとキリがないのであと3枚だけ。

これはドラえもんだが、右の女の子の服のカラーがのび太色なのである。

中村佑介の作品は、線の美しさや女の子のかわいさに目が行ってしまいがちだが、配色のこだわり、絵のテーマと絡めた背景や造形物などなど、見れば見るほどその細かさ、繊細さが伝わってくる。

こちらは「大阪芸術大学」という作品。

女の子の翼が芸術でできているところが好きである。

この「ニッポン」という作品は、日本国旗の上に「ぽん」という名の日本地図の犬、エサ入れにドッグフードでできた富士山、桜や松の木などなど、まさに「ニッポン」というタイトル通りのイラストだと思った。

豪華すぎる内容に何時間もイラストを見入っていたし、それでもなおまた来たいと思う展覧会だった。

最後にあべのハルカス24階からの眺め。

●中村佑介展 15 THE VERY BEST OF YUSUKE NAKAMURA

日程:2017年 7/15(土) ~ 9/18(月)

時間:11:00 ~ 19:00(入場は閉館30分前まで)

休み:なし

料金:一般 800円、高校生以下 無料

アクセス:JR・地下鉄 天王寺駅、近鉄 大阪阿部野橋駅、阪堺 天王寺駅前駅などから歩いてすぐ

web:http://www.osaka-geidai.ac.jp/geidai/kh/ny15/

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