おしゃぶりさんバイバイ
0才の頃からずっとおしゃぶりを使っていた息子。
1才の頃には逆さに咥えたり、縦に咥えたり、咥えながら回転させたり、おしゃぶりさばきが凄まじくて、(我が家で)おしゃぶリストとして名を馳せていた。
2才になっても変わらず、寝るときには必ずおしゃぶりを要求してきて、おしゃぶりなしでは寝てくれなかった。
おしゃぶりをずっと使っていると歯並びに影響するという話も聞き、何度かおしゃぶりなしで寝れるように練習しようとしたがうまくいかず、寝ている間に外すくらいしかできなかった。
3才の誕生日が近づいてくると、夜寝るときに「おしゃぶり」と言われたら、「3歳はお兄ちゃんだから、3歳になったらおしゃぶりとバイバイしようね」と話していた。
その時は息子も「うん」と返事をしてくれて、「今は2歳やからね」と言ってと言っておしゃぶりを咥えるというやりとりを何度かしていた。
先日、とうとう息子の3歳の誕生日がきて、その夜寝るときに、おしゃぶりを見た息子が、自分から「おしゃぶりさんとバイバイする」と言ってくれてきた。
自分で箱の中におしゃぶりを入れて、「おしゃぶりさんバイバイ」と言いながら箱を閉めた。
好きなものを、我慢しながら自分から仕舞っている姿を見て、子どもの成長を実感しながら、胸が締め付けられるような心持ちになってしまった。