鞆の浦へ日帰り旅
8月に子どもが生まれて旅行もできていなかったため、どこかに行きたい欲がでてきてJRの「どこでもドアきっぷ」を利用し夫婦で日帰り旅行をしてきました。
JR西日本は、「映画ドラえもん公開記念 “『どこでもドア』で、どこいこう。” キャンペーン」の一環として、企画乗車券「どこでもドアきっぷ」を発売。2日間用、3日間用が設定。有効区間は、2日間用がJR西日本の全エリア(智頭急行線、JR西日本宮島フェリーを含む)、(中略)各エリア内の新幹線も利用可。発売額(大人、普通車用)は、2日間用の土休日が12,000円、平日が15,000円、3日間用の土休日が18,000円、平日が20,000円。グリーン車用の設定もあり。また、大人用とセットで、子ども用(2日間用2,000円、3日間用3,000円)を発売。発売期間は2020年9月18日(金)~12月17日(木)で、利用可能期間は10月1日(木)~12月25日(金)。2人以上、同一行程での利用が条件。(後略)
https://www.tetsudo.com/event/30167/ (TETSUDO.COM)
どこでもドアきっぷは2日間用の平日のものを購入。
息子は実家に預けて、夫婦水入らずでお出かけ。
妻の母乳の出が悪かった関係で、今息子はミルクのみなので、夜のお風呂までに帰って来られれば、ミルク飲んで、寝て、オムツを変えての繰り返しなので、父、母にも面倒を見てもらえる。
行ったのは広島の鞆の浦(とものうら)。
まずは新大阪から新幹線で福山駅へ。
福山駅には悪魔将軍のマスクが飾られていた。
駅から出るとバス案内所で切符を購入。
福山駅からさらにバスに揺られること30分、バスは「鞆の浦」の一つ手前の「安国寺下」というバス停で下車。
近くにあった小烏神社(こがらすじんじゃ)を参拝。
鞆鍛治の氏神さまが祀られている。
鞆鍛治とは鞆の浦の伝統技術でイカリや船具を作るための鍛造技術なのだとか。
まさに地元の神さまである。
神社を出たあとは古い町並みが残る鞆地区をのんびり歩きながら、「鞆の浦」のバス停方向へ。
途中、昼ごはんを食べられるところを探す。
鯛めしが有名らしく、食べようと思っていたのだが、調べていた店が並んでいて諦めた。
かわりに「そば処 三代目作十」というお蕎麦屋さんへ。
セットには食べたかった鯛めしがついており、この店を選んで正解だった。
十割蕎麦は歯応えも香りもよく、天ぷらはサクサク、大満足な昼ごはんだった。
店を出ると、福禅寺対潮楼の石垣の下を通り、有名な常夜灯を見るために海の方へ向けて歩いた。
海まで出ると常夜灯が見えてきたが、遠目のその眺望もまた美しい景観だ。
途中、小さな神社の境内に力石というものもあった。
よく見るとネコちゃんも休憩中。
常夜灯は近づいてみるとなかなかの大きさで、圧巻。
一番観光スポットらしいエリアなので、記念撮影をしたりたくさん写真を撮った。
常夜灯を見たあとはまた、ぶらぶらと散策。
途中、ぜんざいという吊り下げ旗を見かけて、吸い込まれるように店内へ。
冷えた体に、温かいぜんざいが染みる。
食べていると大きな栗も入っていた。
店の雰囲気もよく、しばらくまったりとくつろいでしまった。
店を出たあとは、桟橋へと行ってみた。
桟橋を後にし円福寺というお寺へ。
古びているけど猫がたくさんいるお寺で、お墓があるけれど、仙酔島を望む裏からの眺めがとてもよかった。
息子のお風呂もあるので、鞆の浦散策はここで切り上げてバス停へ向かう。
12時ごろバスを降りてから3時間ほどの散策だったが、旅の満足感は十分に得られた。
あとで知ったのだが、鞆の浦は宮崎駿が「崖の上のポニョ」の構想を練った地なのだとか。
そういうつもりで景色をみると、あれを見てこんな構想を練ったのかなといった別の感想も得られたかもしれないが、知らなかったことで逆に新鮮な気持ちで観光できてよかったかもしれない。
福山駅に戻り、帰りの新幹線まで少し時間があったので、福山駅の目の前にある福山城に少し立ち寄った。
残念ながら築城400年に向けてのリニューアル工事をしているらしく、近くまで行くことはできなかった。
福山城公園を少し散策していると、少し離れたところに謎の建物が見えたので、「何だろう」と思い、足を伸ばしてみた。
前まで行ってみると「St.ヴァレンタイン福山」という結婚式場だった。
ここだけまるで別世界のような雰囲気でおもしろいと思う。
西洋の教会のような見た目で、ここで結婚式をあげたいと思う人多いのだろうな。
帰りの新幹線の時間も迫ってきたので、ここで駅へ戻った。
18時ごろに帰宅もでき、無事息子のお風呂に入れるミッションも遂行。
どこでもドアきっぷはもう一日使えるので、明日東尋坊に日帰りで行ってきます。