術後4日目
手術直後が一番しんどく、一日経つごとに少しずつだがどこかしらが回復してきている。
吐き気が収まり、痰の量が少し減り、舌は気持ち動くようになり。
術後4日目は土曜日。
入院が金曜日だったからもう1週間以上経つことになる。
朝のバイタルチェックが終わり、経鼻影響がスタート。
この栄養を流している時間は立って歩き回れないし(トイレくらいはいける)、寝転がることもできないし、暇な時間である。
iPadで動画や映画をみたりすることもあれば、このブログを書くこともある。
文字を見ることがしんどい時や、映像すら見たくない時は、窓からの景色を眺めたり、ベッドを半分起こしてもたれかかって、目を閉じてる時もある。
この日は映画を観た。
「昨日何食べた」という映画である。
はじめの京都や最後の桜など、映像は綺麗だったし、食べ物が美味しそうでいい映画だった。
同性愛者同士の問題はあるが、死ぬとか病気とか、恋愛ドロドロとかもなく、けっこう気楽に見れる内容だったのもよかった。
そして主題歌はスピッツが歌っていて、テンションが上がってしまった(スピッツ好きなのです)。
8時くらいに経鼻栄養が終了。
その後も、妻からは子どもの写真や動画も送られてきて、それを見て和んだり、お尻が痛くなってきたらリハビリを兼ねて廊下を歩きに行ったり、平和な午前中だった。
12時ごろ昼の経鼻栄養が開始。
この回は紙パック2つ分の400mlに増えた。
増えた分もちろん時間はかかるが、栄養の量も増える。
ちなみに200mlで 300kcalなので、1食分で2本でも成人男性としてはまだ足りていない。
時間が増えるのは悲しいが、傷の回復にも栄養は必要なわけで、栄養量が増えるのは単純に嬉しい。
量が増えたこともあり、妻が面会に来たときにもまだ栄養を流している途中だった。
土日はリハビリがにので、本日はリハビリがない日である。
その分、リハビリがわりに喋ろうと、積極的に会話をした。
妻も昨日より聞き取りやすくなったと言ってくれて、嬉しくなって調子に乗りけっこうしゃべって。
それでも発音しにくいところは多く、「奈良」というのが全く聞き取ってもらえなかった。
サ行、タ行、ラ行と濁音がかなり厳しくどれもちゃんと発音できない。
夜ほとんど寝れてないので、夕方猛烈な眠気に襲われた。
夜の経鼻栄養がはじまると横になれないので、少し休んでおくことにした。
いつもならリハビリがあるところなので、土曜日でよかった。
ちょこちょこと痰の吸引などをしつつも、それなりに仮眠を取ることができた。
18時ごろ、いつも通りの経鼻での栄養注入。
紙パック2本、400ml。
終わった後、19:30ごろ息子とLINEビデオで話をしようとしたが、息子側の電波が悪くてほとんど話せず。残念。
今日はじーじ、ばーばと近所のお祭りに行ったらしく、その写真が送られてきた。
パパ不在でもいろいろ楽しんでくれているようで何よりである。
21時消灯後、全然眠くない。
痰が苦しいとかそういうのではなく、単純に眠気がない。
夕方の仮眠が見事に効いてます。