子どもが家に帰りたがらない
最近、一度出ると子どもが家に帰りたがらない。
◎火曜日、水曜日
私は火、水曜日と入院で、泊まりたがったら息子は火、水と実家(じーじ、ばーばの家)に泊まっている。
実家はすぐ近くなので、息子次第だが、毎週楽しくお泊まりしているようである。
水曜日、私の退院後も実家にいてそのまま遊ぶのが毎週のことである。
そして、実家から家に帰りたがらないまでがセットである。
だいたいは、車に乗るのは好きなので、車で送ってもらってグルグルとドライブをしてから帰ってくることが多い。
◎7日、木曜日
同年代のお友だちがいないので、できたらいいなと春からヤマハ音楽教室に通っていた。
はじめ行っていたところは、入会したのが一人で友だちどころではなく、息子も行くのを嫌がったため1か月ちょっとで、別の場所に開講されるところに移動させてもらった。
移動後は同年代の子も2人いて、先生のことも大好きで、楽しく通っていた。
ところが、ここ1〜2か月、行くのを嫌がるようになってきた。
なんとか連れていくと楽しそうにしているのだけど、行くまでが嫌がって大変。
両親としても別に無理に行かせるものでもないしと、子どもの意思に任せて最近はお休みばかりだった。
息子も行きたくないというので、「やめていい」か聞いてみたら「いい」という。
そんなわけで退会の手続きに、ヤマハの最寄り駅までお出かけした。

息子がポテトを食べたいというのでマクドナルドで購入、お気に入りのパン屋さんと韓国惣菜の店でパン、チャプチェも購入。
ママが退会手続きに行っている間にフードコートでお昼を食べた。
昼食後は、外を走り回り、最終的にニトリへ。
ベッドやソファーを見たあとは柔らかいクッションを気に入り、そのディスプレイのクッションでくつろいでいた。
その間、パパは毛布を購入。
店をでるともう夕方。
息子は疲れたと言って抱っこしてもらい、ようやく帰る方向へ。
帰り道寝てくれたおかげで、スッと家に帰ることができた。
◎8日、金曜日
午前中は家で遊び、午後、電車に乗りたいというので、息子お気に入りの踏切がある近隣の駅へお出かけ。
その踏切は、線路の高架化で今はほとんど使われなくなったため電車がほぼ通らない。
だからこそ、踏切をゆっくり見られるのが好きなようで、息子はたびたびその踏切に行きたがる。
この日は、駅に着くとホームが騒がしかった。
どうやら同じ電車に乗っていた学生さんが意識を失って倒れたようである。
ホームで介抱している駅員さんの姿があった。
息子も気になるようで、チラチラとそちらを見ている。
とはいえ、できることもないのでいつもの踏切に向かう。
踏切のあたりにいると救急車がやってきて、さっきの学生さんが搬送されていった。
息子は救急車や救急車隊員さんの一挙手一投足を見守る。
単純に救急車などが嬉しいというより、自分も救急車に乗ったことがあるので、どうやら倒れた人のことを心配しているようだった。
踏切に満足したあとは、近くのショッピンモールへと向かう。
百貨店の子どものおもちゃコーナーを堪能するためである。
おもちゃコーナーの横にあるカフェで交代で休憩。

2時間ほどおもちゃで遊んだところで、お腹が空いたという。
もちろん家には帰りたがらない。
家には妻が仕込んできた炊き込みご飯が待っているのものの、息子はフードコートでたこ焼きとラーメンを満足そうに食べていた。
時間が遅かったこともあり、また、退院後そろそろ食べられるのではと思っていたので、ラーメンを注文してみた。
チャーシューが薄かったこともあり、メンマ以外は完食することができた。
食べ終わるころにはショッピングモールも閉店の時間。
店が閉まるというのはわかるので、息子もなんとか帰路についてくれる。
◎9日、土曜日
この日は最高気温18℃で、日差しもあり温かくジャケットもいらないような陽気だった。
朝から近くの公園でママとボール遊び。
昼過ぎにパパが合流。
ママは昼ごはんを作るために家へ。
家で昼ごはんを食べようと誘うも、「帰りたくない」と玉砕。
ママに電話して、昼ごはんのデリバリー。
公園のベンチでうどんとおにぎりを食べる。
その後も公園でボール遊び。
ママだけ昼ごはんの荷物を置きに家に帰り、戻ってきたところで別の公園へ移動。
ボールを家に置いてきてしまい、(夕方で眠いせいもあり)泣かれる。
近くのが100均にボールを買いに行こうということで納得してもらい、100均へ行く。
ボールを購入後、抱っこで公園に戻っている途中に寝てくれて、なんとか家に戻る。
◎10日、日曜日
前日同様のジャケットもいらないような陽気ということで、前日から計画して近くの公園の芝生でピクニックをした。
テントやレジャーシートを持っていき、昼ごはんのお弁当も準備。
お弁当は現状のパパでも食べられそうなメニュー。
・おにぎり(シャケ、タラコ)※昆布茶をかけることでお茶漬けとして食べられる
・卵焼き
・コロッケ
・鶏つくね
・細かく刻んだキュウリ
・さつまいもの天ぷら(ダシにつけて)
・ミニトマト(パパは食べられない)
息子はさらにアンパンマンラーメンを持っていった。
朝から準備をして、11:30ごろ公園に到着。
先月は日曜日ともなるとテントを広げてる人も多く、場所が空いてるか心配だったが、この日はテントを広げている人はおらず。
さすがに12月にピクニックをする人は少ないのか、むしろ空いている。
紅葉はほぼ終わりで、散り紅葉である。

テントとレジャーシートを広げる。
息子もダイソーで買った日除け用の小さなテントを自分テントとして気に入って使っている。
息子がさっそくアンパンマンラーメンを食べたいというので、荷物はテントの中にき、さっそく昼ごはんを食べることにした。
一番に器とお湯を出してアンパンマンラーメンを作りはじめる。
息子がママとラーメンを作っている間に、弁当や食器なども広げていく。
12月とは思えない暖かさで、本当にピクニック日和。
こんな時期にちょっとしたアウトドアが楽しめるなんて思ってなかったので嬉しい。
息子は嬉しそうにアンパンマンラーメンを食べている。
妻の作ってくれたお弁当も美味しいし、食べやすい。

お腹が落ち着いてきたら、息子は遊びたくなってきて持ってきたボールを手に芝生を駆けて行った。
パパはテントで荷物番をしつつ、まだお弁当を頬張っている。(食べるのに時間がかかる)
息子にはママが付き合ってくれた。
しばらく公園内で遊んだあと、テントに戻ってきた。
もってきたゴムボールにバラの棘で穴が空いてしまったらしい。
バラの棘ですごいなと思いつつ、ちょうど昨日買ったボールが家にあるので、パパが一度自転車で取りに帰った。
戻ってきたらまたママと公園内に繰り出していった。
15:00ごろ、食べたものを片付けて、撤収の準備をしようとするも息子がまだいるという。
お弁当や大きなテントなどだけ片付けて、ママだけ一度荷物を置きに家に戻った。
ママが戻ってくるのを待ってる間、お菓子を食べつつiPadで遊ぶ。

ママが戻ってきたら、小さなテントやレジャーシートもたたんでしまう。
息子は「まだ遊ぶ」と言っているので、今度は3人で公園で遊ぶ。
暗くなるまでボール遊びをしていた。
さすがに帰ろうとするが、息子は帰らないという。
さらにお腹がすいたので、「ちゅるちゅる」を食べたいと言う。
結局、よく行く近くの蕎麦屋で晩ごはんを食べることに。
息子は天ぷら蕎麦を大人一人前食べた。
ちなみにパパは穴子のとじ丼定食をチャレンジしたが完食できた。
店を出たあとはいい加減帰ろうとするも、やはり帰ってくれず。
駅前や近くのマンションのイルミネーションを見てまわる。
最後は家の近くのイルミネーションを見て、19:00過ぎ、ようやく家に帰った。
「帰りたくない」と言っているところを無理矢理帰ろうとすると本気の大泣きをされるので、なかなかスッと帰れない。
まあ、パパもママも外が大好きなので、きっとパパ、ママに似たんだね。
しかたがない。